白数デンタルオフィス
» SDO OFFICIAL SITE
ご予約・お問い合わせは
受付時間:10:00~18:30
0120-63-8118
2017.05.19

横向きで埋まっていた歯が正しい位置に①

矯正治療が患者さんにとって一番有益なのは、ご自身の歯を最大限生かすことができること。

特に、骨の中に埋まっている歯(埋伏歯:まいふくし)などは、矯正治療で正しい位置に動かすことで、もともとそこに生えていたかのように機能させることができます。

患者さんは30代の女性。

右下に残っていた乳歯が抜けてしまったので、歯が無くなったところをどのようにしたらよいのかを相談に来られました。

歯が抜けたところをそのままにしておくと、前後の歯が傾いてきたりして、かみ合わせが崩れるので、基本的にはお勧めできません。

歯が無くなったところを補う選択肢としては

①1本だけの入れ歯にする(埋伏歯はそのまま)

②前後の歯を削ってブリッジにする(埋伏歯はそのまま)

③埋伏歯を抜歯して、インプラントにする。

④埋伏歯を矯正治療で移動させる。

などが考えられます。

 

全ての選択肢のメリット、デメリットを患者さんにご説明しました。

患者さんは治療期間や費用でとても悩まれていました。

しかし、まだ30代という年齢や将来のことかみ合わせの安定を考えて

④埋伏歯を矯正治療で移動させることを選択されました。

 

治療期間は1年6か月

埋まっていた右下5番目の歯がきれいに生えそろいました。

矯正治療はお口の中に装置が付き、費用も治療期間もかかりますが、ご自身の歯を最大限守ることができる予防治療だと考えています。


白数デンタルオフィス
白数 正義



2017.04.14

かみ合わせを治すための矯正治療

矯正治療といえば、受け口、出っ歯、ガタガタなどの歯並びを治す治療と一般的には考えられているようです。

しかし、一見するとそれほどガタガタ、出っ歯、受け口でもないのにうまく噛めない方がいらっしゃいます。

 

本日、矯正終了後の顎の検査(CADIAX:キャディアックス)をした患者さんは、そのような患者さんでした。

当院に通院していた患者さんの紹介で兵庫県から来院されました。

顎のずれなどが気になり、ずっと悩んでいたようです。

来院されたときには数年前に作製した、かみ合わせの治療のための取り外すことができる金属の装置をつけていました。

装置のコンセプト自体は、かなりきちんと考えられていて、大きな問題がないと感じました。

また、この装置によって患者さんの顎の違和感も改善されていたようです。

しかし、患者さん自身は、取り外しの煩わしさや、清掃性などで困っていたようです。

そして、40代という年齢で、今後一生この装置を使い続けることへの不安も抱えていました。

 

患者さんとじっくり相談させていただき、矯正治療であればご自身の歯を動かして、自分の歯できちんと咬めるようになることを説明しました。

 

今回の治療は単純にガタガタ、受け口、出っ歯を治すのではありません。

矯正治療で正しいあごの位置に誘導し、その位置できちんと咬めるように治療計画を立てなければなりません。

当院でかみ合わせの治療を行う場合、すべての患者さんにCADIAX(キャディアックス)検査をおこなっています。

↑ CADIAX(キャディアックス:オーストリア、ウィーン製)

顎の運動は非常に複雑かつ繊細です。

CADIAXで検査することにより、顎の動きを詳細に分析することができ、見えない動きまで把握することができます。

 

今回もGEAW(ギア)システムで治療を行いました。

治療期間は10カ月。

術前と術後では歯の並び自体は多く変わっていませんが、ご自身の歯できちんと咬めるようになりました。

患者さんは装置の取り外しから解放され、顎の違和感もなくなりました。

矯正治療は単に見た目の歯並びを治すだけではないのです。

大切なご自身の歯を削ることなく、良かみ合わせへと変えることができる素晴らしい治療だと考えています。


白数デンタルオフィス
白数 正義



2016.02.20

舌側矯正2(上あご装置)

こんにちは。

梅の花がほころび始め、花屋さんの軒先には桜もちらほら…。春もすぐそこですね。

さて、昨年の6月に下あごの矯正装置をつけたのですが、その後治療が進められず、とうとう年が明けてしまいました。紺屋の白袴。自分たちの治療は後回しになるのが、歯医者の常…

11月ごろに下あごのワイヤーを調整したら、かみ合わせがしっくりこず。肩から首にかけて寝違えたように痛い日々が続き、気分まで落ち込んでしまいました。あまりにも辛くてワイヤーをいったん外してもらったら、1日ですーっと痛みが消えて楽になりました。かみ合わせのバランスってホントに大事。

そしてそして、ようやく待ちに待った上あごの装置がつきました。

しゃべりずらさは下あごの装置ほど感じません。でも、実感とは裏腹に周囲の方には私の言葉は聞き取りにくいようで、何度か聞き直されることがあります。どうやら、舌足らずな話し方になっているみたいです。

前歯のかみ合わせが深いので、下の前歯が上の歯につけた装置にガツガツ当たりますが、それも2日ほどで慣れました。ただ、装置を避けようと下あごが後ろへ下がろうとします(前へ出て欲しいのに!!)そこで、上下の歯につけたボタンにゴムをひっかけることで後ろへ行こうとするのを防いでます。このボタンが粘膜に口内炎を作り、1週間ほど痛かったです。

先日、主人とラーメンを食べたのですが・・・博多風の細く硬めの麺は前歯で噛めず、食べるのに苦労しました。前歯でものが噛みきれることの大切さにも気づかされました。

でも、なによりもお伝えしたいのは、やはり目立ちにくいこと。舌側矯正(うらがわ矯正)の最大のメリットを実感します。

IMG_8972

IMG_8981 IMG_8978 IMG_8955

 


白数デンタルオフィス
白数 真理



2015.12.02

オーバーレイを用いた小児期矯正治療

11月28日はセミナー開催のためドクターがすべて不在となり、休診とさていただきました。ご迷惑をお掛しました。

歯科医向けセミナー
「健全な歯列の育成をめざして-開業医による適切な介入とは?-
オーバーレイを用いた小児期矯正治療 2日間セミナー 」を大阪で開催いたしました。

DSC_1193

 
小児期の矯正治療にはさまざま方法があります。
 
子育て中の親御さんからは、「どういった治療法を選択すればうまくいくのか?」という質問が多く寄せられます。
 
歯科医院によって説明が異なり、混乱される方も多数いらっしゃるようです。
 
様々な治療法にはそれぞれ良いところがあるのですが、大切なのは長期的にきちんと顎や骨格が発育できるかだと考えています。
 

DSC_1194

当院では骨格全体の成長を考えた

「オーバーレイを用いた小児期矯正治療」を行っております。

オーバーレイとは乳歯に被せ物を付けます。

この被せ物で顎の位置を適切な位置に誘導するのです。

取り外しや調整などのご家庭での負担や協力の必要性がなく、治療効果も24時間365日持続します。

IMG_9102

その結果、顎や骨格の発育をできる限り適正な状態にする治療法です。

特徴としては
①お子様に負担が少ない(治療期間がだらだらと長くならない)
②ご家庭ので協力がほとんど必要ない(取り外しの必要なし)
③長期的な視点で骨格全体の発育を促す(重度の骨格性の症例にも対応)

お子様の成長は個人個人で様々です。一つとして同じものはありません。

個人個人の成長に対応するためには、骨格や顎の動きをきちんと調べたうえで、長期的な治療計画を個別にたて、治療方法もすべてオーダーメイドなものがどうしても必要になります。

前歯のガタガタや受け口が治ることが子供の矯正治療ゴールなのでしょか?

当院では、お子様の成長を長期的な視点で考え、
「お子様にとって負担となる器械的な装置を付ける期間をできる限り短くする」よう治療計画を立ています。

お口の健全な発育はお子様の生涯の健康を左右します。

成長期の多感な時期にできる限り負担の少なく、長期的な視点で治療を行う「オーバーレイを用いた小児矯正治療」がお子様の生涯の健康増進のお役にたてればと思っております。

お子様の歯並びでお悩みの方はお気軽にご相談ください。


白数デンタルオフィス
白数 正義



2015.06.25

こどもの矯正3(オーバーレイ装着)

こんにちは。歯科医の白数真理です。

我が家の次男坊の矯正ですが、2か月ほど前にオーバーレイを装着しました。

☆次男が矯正をすることとなったいきさつはこちらから・・・
 こどもの矯正1 
 こどもの矯正2(検査編)

6歳ごろになると一番奥の乳歯のさらに奥に、永久歯が生えてきます。オーバーレイ治療は、奥にはえてくる永久歯が適正な高さに生えそろうようにするために、上下の乳歯のかみ合わせを補正する治療法です。

オーバーレイ治療は、白いプラスチックまたは金属でできた「かぶせ」を奥から2本の乳歯(D、E)に貼りつけておこないます。「かぶせ」ですが、むし歯ではないので歯を削ることはありません。患者様の骨格によって、上だけにつける場合と、上下につける場合があります。

オーバーレイをかぶせた乳歯は、4年生ごろに永久歯に交換されます。抜けてしまうまで、オーバーレイはかぶせたままになります。

息子が実際にオーバーレイを装着した写真です。

前後を見比べると、かみ合わせの高さがずいぶん変わっていることがわかると思います。

オーバーレイ前1<オーバーレイ装着前>
⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

オーバーレイ装着後2<オーバーレイ装着後>

オーバーレイ装着1<矢印で示した4本がオーバーレイ>

前歯がすいて、食べにくそうですか?

そうですね。最初はちょっと慣れないかもしれません。

でも、こどもたちの適応能力は凄いです。ほとんどのお子さんが、すぐに奥歯を上手に使って普段通りの食生活を送れるようになります。大人が思っているほど、こどもたちは気にならないようです。

息子は、次の日には普通に食事していました。食べ方に慣れるまで2~3日、食事を柔らかいものや、細かくしたものを出してあげるといいかもしれませんね。

装着後、舌を噛む回数が大幅に減りました。噛んだとしても、血が出るほどではありません。本人はそれを一番喜んでいます。

1か月ほどたつと、顔の形も変わってきました。ふっくらした頬がシュッと細くなり、一気に幼児期の顔から学童期の顔に。年齢的にも顔の変わってくる時期なので、余計に変化が著しく感じられます。

母としては、幼児期を卒業していく寂しさがあり、捕まえては頬をスリスリ・・・。そして嫌がられ、頬をふかれるという二重の寂しい状況(涙)

次回は、オーバーレイの治療効果についてわかりやすくお伝えします。

 

 


白数デンタルオフィス
白数 真理