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【22歳 女性】 治療期間:9ヶ月

顎の横ずれを伴う受け口

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宮崎県の歯科医師の先生から、知り合いのお子さんが受け口で悩んでいる、とのご連絡をいただきました。患者さんは佐賀県在住、22歳の女性。昔から受け口と下あごの横ずれを悩んでいました。何軒かの矯正歯科医院で相談をしたところ、すべて外科手術をしないと受け口を改善するのは難しいと言われたとのことです。

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上顎に対して下あごは左に大きくずれていて、前歯ではうまくものがかみ切れない状態の受け口でした。

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患者さん「受け口で悩んでいます。外科手術しないと治らないと言われて、矯正治療をあきらめていたのですが、知り合いの先生に聞いて岡山まで相談に行ってみようと思いました。

私:「外科手術をしないので、お顔立ちが変わるわけではありませんが、外科手術しなくてもきちんと噛めるようになしますし、下あごの横ずれもほとんど解消できますよ。(実際の症例を見て頂きました)」

患者さん「本当ですが。外科手術をせずにきちんと噛めるようになるのでしたら、頑張って通って治療を受けようと思います」

 その後、CADIAX(顎の動きを計測する器械)による検査などの精密検査を受けて頂き、骨格や顎の動きの状態を調べたうえで、矯正治療を開始しました。

治療期間は9か月。

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上下の真ん中も一致しました。

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前歯できちんと物が噛めるようになりました。

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受け口の状態が解消されました。

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上下の真ん中もほとんど一致し、見た目も大変満足していただけました。

矯正治療が終了後、当院では患者さんに矯正治療の経過をまとめたファイルをお渡しいています。そのファイルには矯正治療前のお口やお顔の写真が載っています。

患者さん:「外科手術をしないといけないと言われて、矯正治療をあきらめていたんですが、こんなに短期間できちんと噛めるようになってほんとにありがとうございました。今では、昔の写真を見たくないくらいです。」

と言ってくださいました。

外科手術なしでの治療に満足いただけてほんとに嬉しく思いました。

 

【外科手術をしない矯正治療とは?】

従来、外科手術が必要と言われた症例でも、当院では外科手術しないで治療を行っております。現在、治療当院で行っている治療は決して特殊な治療法であると思っていません。医療の世界は日進月歩で、常に不正咬合に対する治療法や治療技術は進歩しています。従来では考えられなかった治療法や材料が開発され、患者さんにとってより負担の少ない医療を提供できるようになってきています。

外科手術をしないことが、すべて正しいことではありません。外科手術をすれば見た目は大きく変わりますし、見た目に関してはより満足のいく結果を得られると思います。 しかし、外科手術をしてまでの矯正治療に抵抗がある方も多くいらっしゃるのも事実です。

当院では、見た目よりも機能的にきちんと噛めるということを優先しています。お口の機能は本当に複雑で、見た目を優先するあまり、機能的に具合が出てしまったという患者さんが後を絶ちません。まずは、健康できちんと噛めるということを目標にし、その上で、できる限り見た目の改善を行うということを治療の目標に掲げています。

 

【歯並びが良い】と【咬み合わせが良い】は同じ?

「歯並びが良い」というと、一般的には見た目、とくに「上の前歯」の状態を示すことが多いように思います。社会生活を営むヒトにとって、見た目が良いということは自己肯定感や、他社とのコミュニケーションにとって大切なことだと思います。しかし、外から見える前歯はお口全体の一部分にすぎません。外から見えない奥歯のかみ合わせが実は大切なのです。奥歯のかみ合わせは、お口全体の基礎となる部分です。「咬み合わせが良い」ということは、外から見えない「奥歯の咬み合わせが良い」ということだと考えています。日々健康できちんと噛めるために、外から見えない奥歯の咬み合わせを整え、それと同時に前歯の見た目もきれいするということが、これからの矯正治療に求められていることだと思います。