外科手術しないで受け口を治療したい。
症例
年齢:18歳
性別:女性
主訴:受け口を治してほしい
抜歯の有無:第3大臼歯
外科手術の有無:なし
治療に用いた装置:マルチブラケット装置(すべての歯に装置を付ける方法)
治療費[自由診療]:88万円 ※別途、保定装置代、管理料が必要です
治療期間:1年3ヶ月
治療に伴うリスク、副作用など:
ワイヤー装置で歯が動くときに痛みがあります。顎間ゴムなどの協力が得られない場合、治療が進行しないことがあります。※症例は当院の一例です。治療内容には個人差がありますので詳しくはご相談ください。
「受け口なんですけど、外科手術しないで治療できませんか?」
そういって当院に矯正治療の相談で電話がありました。
患者さんは兵庫県在住の18歳の女性。
何軒か矯正歯科に相談に行ったところ、すべて外科手術をしないと治療が難しいといわれたそうです。
外科手術をしてまで、受け口を治すことに相当の不安があったようです。
当院では重度の骨格性の受け口でも外科手術しないで治療を行っていました。
しかし、何軒かの歯科医院で「外科手術をしなければ治らない」と言われた「骨格性の受け口」とのこと。
実際に来院して相談させていただくことにしました。
来院されてお口の中を診てみると、すぐに外科手術なしで治療できると判断しました。
その後、CADIAX(顎の動きを計測する器械)による検査などの精密検査を受けて頂き、治療を開始しました。
治療期間は1年3か月。
【上下の歯がきちんと噛みあうようになりました】
【引っ込んでいた上の前歯がきちんと下の前歯より前に並びました】
【上下の真ん中もきちんと合い、顎のずれもよくなりました】
【矯正治療のみでも見た目が大きく変わり、大変満足して頂けました】
当院では従来外科手術が必要とされた症例でも、可能な限り外科手術なしで治療を行っております。外科手術を行えば、骨格自体を変えるので、さらに見た目もかみ合わせも良くなったかもしれません。しかし、矯正治療だけでも顎のずれが良くなり、お顔の見た目かなり改善します。さらに1年3か月という期間で治療ができるのもメリットかと思います。
矯正治療には様々な治療法があります。それぞれの治療法に、利点、欠点があると思います。そんな中で、外科手術をせずに受け口を少しでも改善できる方法があることを知ってい頂ければと思います。