こんにちは。
院長の白数正義です。
当院で行っている「こどもの矯正治療」の考え方や治療法について、歯科医師向けセミナーを行いました。
JMortho主催
「成長・発達期における不正咬合の早期治療」
健全な歯列の育成を目指すオーバーレイを用いた小児歯科矯正治療
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こどもの矯正治療には様々な方法があります。
従来の取り外し式の装置:拡大床、フレンケル装置など
既成のマスピース装置:マイオブレース、プレオルソなど
オーダーメイドのマウスピース装置:インビザライン・ファースト
歯に直接つける装置:ワイヤー矯正
様々な装置がありますが、それぞれ利点、欠点があります。
一つの方法で「正しいかみ合わせ」になれば全く問題ありせん。
しかし、お子様の成長は様々。
歯の生え替わりのタイミング、顎の成長のスピード、治療の協力度など、みんな違います。
そういった、個性豊かな子どものお口の発育に対応するためには、幅広い知識と、幅広い装置の選択が必要で、私自身も常に情報収集と治療技術の研鑽に取り組んでいます。
今回は当院で実際に使用している装置「オーバーレイクラウン」について解説させて頂きました。
「オーバーイクラウン」は従来の方法では難しかった、顎の垂直的な発育を補うための装置です。
当院ではこの方治療法を用いるようになって、従来の方法では対応できなかった骨格性、重度不正咬合にも対応できるようになりました。
当院での治療法が少しでも多くの先生方の臨床のヒントになって頂けるよう教科書を出版しています
また今回は、当院の治療法を学ぶためにベトナムから歯科医師が来日していました。
日本語が話せるベトナムの先生が同時通訳を行い、2日間同じ講義を聴いていただきました。
ベトナムでも当院の治療法を導入したいとのことで、非常に熱心に学んでいました。
休憩時間には多くの質問があり、少しでも学んで帰りたいという熱意を感じました。
世界中のこどもが、正しいかみ合わせで健康に過ごせるよう願っています。