今週も受け口でお悩みの方が矯正相談に来られました。
一人は奈良県在住の19歳。
近隣の歯科医院で受け口の相談をしたところ外科手術をした方がよいといわれたそうです。
その後、外科手術をしてくれる病院で説明を受けたことろ、やはり外科手術に不安を感じたとのことです。
受け口の外科手術自体は確立された治療法ですので、基本的には心配ないかと思います。
しかし、多くの方は手術が心配ということ以上に、ご自身の骨格を変えてまで、かみ合わせを治すことに抵抗がある方が多いようです。
受け口で相談に来られる方は、下あごが出ていることより、
前歯できちんと咬めない
奥歯しか咬んでいないので歯に負担がかかる
などの機能的な問題の改善を望んでいる方がほとんどです。
受け口を手術をして治すかどうかは、手術をする口腔外科の先生の判断するのではなく、その後のかみ合わせを治す矯正歯科の先生の判断です。
受け口という見た目の改善からスタートすると、どうしても骨格の改善の必要があり、外科手術は必要という判断になってしますのだと思います。
しかし、骨格は変えなくても、機能的にかめるようには十分可能だと考えています。
歯科矯正治療は「見た目の歯並びをよくする」治療よりも「正しいかみ合わせ」にする治療です。
少しでも多くの方が、外科手術なしで「正しいかみ合わせ」になることを願っています。
ご興味ある方は実際の症例をご覧ください。