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幡野広志 いい写真は誰でも撮れる:その2 ワークショップ

ドクターのつぶやき
書籍やブログなどでフォローしていた写真家(写真作家)幡野広志さんのワークショップ。
大人気チケットをようやくゲットし、日帰りで東京、代々木上原まで行ってきました。
 
 
ワークショップは書籍「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」に基づいた内容。
 
幡野さんのおもしろくて心温まるお話しのあと、実際に写真を撮って、Ligntroomで現像するという盛りだくさんのプログラム。
 
プロの写真家が素人相手に、こんなことまで教えてくれるの、というくらい濃い内容で、あっという間の1日でした。
 
本を読んで、ふむふむ、こうすればいいのね、と何となく分かっていたような気になっていましたが、幡野さん本人から聞くお話は、当たり前ですがやっぱり別物。
 
手元のスマホでなんでも情報が手に入る時代ですが、リアルな一次情報に触れて、五感がビリビリと刺激されました。
 
巷には写真、カメラに関するたくさん情報が溢れています。レンズを変える、カメラを変えると「うまい写真」「いい写真」が撮れるんじゃないかと錯覚しちゃいます。だけど、レンズを変えても、ボディを変えても、写真が良くなった気がしないんです。その結果、機材をどんどん買い換えるという変なループに入り込み、最終的にはただのコレクターになってしまいそうな気がしていました。
 
そんな暗闇の中で迷っている私に一筋の光を与えてくれたのが今回のワークショップ。
 
機材の中でも「レンズとパソコン」が大事と言い切ってくれます。レンズが大事なのはわかりますが、「パソコンが大事」って素人の方にアドバイスする写真家さんって幡野さん以外いるんでしょうか?冗談抜きで、パソコンがないと写真の楽しみが半減することが良くわかりました。
 
結論としては、きちんとセッティングした機材で、ひたすら撮影、パソコンで現像を繰り返すことが、結果的に写真が楽しくなる方法。そして、その過程をいかに楽しめるかが写真の楽しさ。
 
趣味の写真なので、どんな方法でも自己満足できれば問題ないと思うんです。だけど少しづつでも良くなっていくと嬉しいし、失敗ばかりでは長続きしないと思います。
 
被写体や写真との向き合い方については、幡野さんしか語ることのできない言葉ばかり。すべての書籍を読み返したくなりました。
 
成功はアート、失敗は科学(サイエンス)、という言葉がありますが、素人が写真撮影を長く楽しむための「大失敗しない科学(サイエンス)」を幡野さんから教えてもらった貴重な体験でした。
 
もちろん、書籍では感じることができない幡野さんのアートに直接触れることができる時間でもあります。書籍やブログなどで幡野さんの人柄に共感できた方にとっては、きっと充実した貴重な時間になる思います。
 
最後に。 今回のワークショップで幡野さんのカメラセッティングや現像の仕方を聞けたらいいなぁと思って参加した自分が途中からちょっとだけ恥ずかしくなってました。
 
この違和感は何なんだろうって考えたとき、それは、自分の意識がカメラに向きすぎていたんだなと。
 
意識が被写体と自分の素直な思いに向いたとき、ヘタでもいい写真が撮れるんじゃないかなと。
 
そんなことを、幡野さんは伝えたかったんじゃないかと、想像してました。
 
カメラ好きな方、幡野さんにであえば、きっと写真が好きになると思います。
 
まずは、教えて頂いたことを忠実に練習してみます。
 
1年間、同じレンズ、同じ設定で「見たら撮る」「たくさん撮る」「パソコンで現像する」
 
これから写真が楽しくなりそうです。

夜明け前に出発。こんなに早起きっていつぶり?朝日ってこんなにまぶしい。

しぶやまで来た。あとすこし。若者の街をすり抜けて終着駅。「代々木」って聞くと代ゼミを思い出す。無事会場に到着。

アットホームな雰囲気の会場で、幡野さんとの距離も近く和やかな時間でした。

機材の設定(←これがかなり重要)後、光の当たり方を考えながら、さまざまな角度、場所で撮影し、Ligntroomで現像

想像通りの人柄で、ますますファンになりました。

ありがとうございました。