こんにちは、院長の白数正義です。
今日は、今年一番頑張ったなぁと思える出来事についてお話しします。
2024年11月、岡山マラソンに初挑戦し、無事に完走することができました!
人生で初めてのフルマラソン、42.195km。
自分でもまだ信じられない気持ちです(笑)。
■きっかけは「総社吉備路マラソン」
今年の2月、地元の「総社吉備路マラソン」でハーフマラソンを走りました。
そのときの心地よい疲労感と、完走した達成感がクセになりまして…。
「いつかフルマラソンにも挑戦してみたいなぁ」と思っていたところ、5月に岡山マラソンの抽選エントリーが始まりました。
近年は倍率も高いので、軽い気持ちで申し込んだところ、まさかの当選でした。
■9月から練習本格化。少しずつ距離を伸ばす日々
7月と8月は猛暑でほとんど練習ができず、9月から本格的に練習を再開しました。
そこからは週に数回、ランニングをコツコツ積み重ねていきました。
10km → 15km → 20kmと、少しずつ距離を伸ばしていきました。
距離が伸びるたびに新たな「壁」も現れましたが、心肺機能や脚力にも徐々に自信がついてきました。
そして、ついに本番の日を迎えました。
■絶好のマラソン日和。フルマラソンの相棒は?
当日の岡山は快晴で、気温もちょうどよく、風も穏やかでした。
実は、ランニングシューズをいくつか試したのですが、くるぶしや膝に痛みが出てしまいました。
そんなとき、普段診療で履いているマルゴのhitoeを試したところ、痛みが軽減。
結局、本番でもhitoeで走ることにしました。
■沿道の応援が心に響く
岡山マラソンは沿道からの応援がとても多く、最初の20kmは非常に快調でした。
知り合いの方々からの励ましが本当に力になりました。
給水もこまめに摂りながら順調に進んでいましたが、やはり訪れました…「30kmの壁」。
右膝裏の筋が痛み、左ふくらはぎもパンパンになりました。
ペースも徐々に落ち、気持ちも焦り始めました。
■35km過ぎ、運命の出会い
その頃、「5時間30分のペースランナー」に追い抜かれました。
ゼッケンには大きく「5:30」の文字。後ろには数人のランナーが黙々とついて走っています。
制限時間は6時間。
その姿を見た瞬間、「このままではゴールの関門に間に合わないかも…」という不安が押し寄せました。
でもそこでスイッチが入りました。
「ここで踏ん張らずにいつ頑張るんだ!」と。
残り7km、脚は重く呼吸も苦しい。それでも前だけを見て、一歩ずつ、少しずつペースを上げていきました。
■FINISHゲートの向こうに見えたもの
残り1km。
脚は棒のようでしたが、沿道の応援と自分の中から湧き上がる気力に背中を押されました。
FINISHゲートが見えたとき、涙がこみ上げました。
「やっと終わる…いや、終わったんじゃない。走り切ったんだ!」
この瞬間の感動は一生忘れません。
■走ってわかったこと。人は“最後の数キロ”にこそドラマがある
フルマラソンはただの42.195kmではありませんでした。
準備・努力・自分との対話…。
特に最後の数キロには、人生そのものが詰まっているように感じました。
少し大げさかもしれませんが(笑)、本当に貴重な経験でした。
また機会があれば挑戦してみたいなぁと思っていますが、いつになることやら…。