歯科医師向けのセミナーを開催しました。
(小児矯正2×4セミナー:株式会社デンタリード主催)
北は福島県、南は沖縄県から12名の方に参加して頂きました。
少し前まではコロナの影響もあり、対面での実習会の開催が難しかったのが現状でしたが、2023年に入り、ようやく多くの先生にご参加いただけるようになりました。
今回はこどもの矯正治療に使うワイヤーの曲げ方と調整の仕方の実習。
1日かけてワイヤーと格闘して頂きました。
近年マウスピース矯正の発展によりワイヤーを使わなくても歯を動かせるようになりました。
しかし、マウスピース矯正だけでは限界があるのも事実。
ワイヤーを使って歯を並べるという選択肢を手に入れたい!
という先生方の熱い思いがひしひしと伝わってくる実習会でした。
▼コロナ後のセミナーはオフライン?オンライン?
コロナ前はほとんどのセミナーはオフライン、つまり現地参加でした。コロナ渦になり、オンラインで学べる価値を知ることができました。一方でオフラインでしか学べない価値も再認識されたと思います。
久しぶりにたくさんの方が参加する実習会を開催して感じたのは、やっぱりウェビナーなどのオンラインでは伝わらないことがあるということ。
コロナが落ち着いた現在、現地参加のセミナーがかなり増えています。しかし、一方でオンラインのセミナーが減っていく感じはありません。つまり、オフライン+オンラインがスタンダードになってきています。
オンライン(ウェビナー)で知識を得る→オフライン(現地参加)の実習会で学びを深める、という流れがスタンダードになりつつあります。
▼常に学び続ける
歯科の役割である、むし歯、歯周病、入れ歯などの治療に加えて、現在、こどものお口の機能低下(うまく食べられない、むせる、常に口が開いているなど)を改善する役割が重要になっています。
お口の機能低下など考え方は、私の学生時代には習わなかった内容です。つまり、大学卒業後の学びが、より良い治療を提供するために欠かせないと感じています。