8020運動ってご存知ですか?
80歳になっても自分の歯を20本以上保とう。
という運動です。
現在、8020を達成した方は51.2% (平成28年 歯科疾患実態調査)
約20年前の平成5年の調査では約10%でしたので、日本人のお口の健康は明らかに向上しているようです。
そこで気になるのは、8020を達成した方がどんなかみ合わせなのか?
ある文献によると、ほとんどの方が正常な(骨格的に上下の顎にずれがない)かみ合わせだったようです。
そして、受け口、開咬の方はいなかったとのこと。
受け口、開咬は歯への負担がとても大きいのです。
そのため、歯を失う主な原因である虫歯や歯周病のリスクを下げることができないと考えています。
下は開咬(かいこう)の方の写真です。
奥歯しか噛んでおらず、歯への負担が非常に大きいかみ合わせです。
前歯が開いているので、発音しずらいとのこと。
当院では、重度の開咬症例でも、外科手術なし、小臼歯の抜歯をしないで治療を行っております。
↓ 実際の治療の様子
12歳の女性。
治療期間9か月半。
矯正治療のみ(外科手術はしていません)
矯正治療で開咬を治療することで、少しでも8020を達成する方が増えることを願っています。