本日、滋賀県から受け口の矯正相談に来られた二十歳の男性。
いくつかの歯科医院に相談に行かれたそうですが、外科手術しないと難しい、といわれたそう。
当院でお口の中の写真と、骨格を調べるレントゲン写真(セファロレントゲン)を撮り、ご相談させていただきました。
骨格的には少々シビアな受け口。
確かに正常な歯並びにするには、外科手術しかないと感じました。
患者さんは
「外科手術にはかなり抵抗があります。どうしても美容整形というイメージがあるんです」
とのこと。
じっさい、外科手術なしではお顔の見た目は大きく変わらないことをお伝えすると、
「いま、受け口で奥歯でしか咬めないんです。見た目も大事ですが、今より少しでもきちんと咬めるようになって、将来的に歯や顎に負担がかからないようなかみ合わせにしたいんです」
とのこと。
矯正治療はどうしても「見た目をよくする治療」と思われがちですが、
二十歳の彼が「生涯の健康のために正しいかみ合わせにしたい」と言ってくれたことに、
とっても嬉しく思いました。
矯正治療が「健康のために正しいかみ合わせにする治療」であることを、もっと多くの方に知っていただければ幸いです。