前歯で噛めない、奥歯に負担がかかるとのことで矯正治療をした50代女性。
近隣の歯科医院で相談したことろ、重度の不正咬合なので矯正治療は難しいといわれたとのこと。
当院HPをご覧になり、来院されました。
患者さんは50代で矯正治療ができるのか?を特に心配されていました。
矯正治療により歯肉退縮が進行する可能性はありますが、現在の噛み合わせを放置することで、奥歯を失うリスクが高いことをお話し、患者さんも納得の上、治療を開始しました。
ギアシステムにて抜歯なし、外科手術なしで治療を行いました。
治療後1年経過しましたが、開口の後戻りも見られず、安定しています。
歯を失う原因は①虫歯、②歯周病 ③悪い噛み合わせです。
歯周病が進行していたり、虫歯で歯が崩壊している場合は矯正治療が難しくなります。
噛み合わせに問題がある方でも、まずは歯周病、虫歯の予防が大切です。
ご自身の歯がしっかり残っている方であれば、矯正治療はどなたでも可能です。
矯正治療に年齢制限はありません。
虫歯、歯周病、悪い噛み合わせを予防し、生涯ご自身の歯で健康に過ごせるよう願っています。