2014年7月23日~27日、オーストリアのウィーンで開催されたサマースクールに参加、発表してきました。
サマースクールは元ウィーン大学学長のルドルフ・スラビチェック先生が開催されています。スラビチェック先生はシークエンシャル咬合を提唱された先生で、ヨーロッパでは咬合学の大家でもあります。
咬合学とは歯科治療において、最終的にどういったかみ合わせが患者さんに適しているのかを考える学問で、日本ではなかなか統一的な見解がないのが事実です。スラビチェック先生が提唱される「シークエンシャル咬合」は患者さんのお口の機能全体(歯、歯周組織、顎関節など)をトータルに考える咬合学です。
僕が矯正学を勉強した神奈川歯科大学元学長の佐藤貞雄先生もスラビチェック先生のもとで勉強し、今でもサマースクールの共同開催者でもあります。
今回,僕自身は2010年に日本で発売された「ゴムメタル」を用いた矯正治療を発表させていただきました。ゴムメタルは正真正銘日本初のワイヤーで、まだヨーロッパでも発売がされていません。世界の先生にもゴムメタルの良さが少しでも伝わったのではないでしょうか。
今回の発表を機会にゴムメタルで治療をした症例をすべて評価をしてみました。やはり、僕自身でもゴムメタルを用いた矯正治療の効果を再度認識する大変良い機会になりました。
サマースクールは世界各国から参加さていて、日本では聞けないような治療法、材料なども多くみられ、非常に勉強になりました。
共通言語は英語で、通訳なし。
英語の勉強は永遠の課題でしょうか。
次回 からは、
「サマースクール旅行記」
と題して、数回にわたりレポートしたいと思います。