歯科の治療費について高い?安い? どのように感じていますか??
以下の文は、口腔ジャーナリストの釣部人裕さんのコラムから抜粋しました。
「歯医者に行ったら、自費治療で高い金を取られた」という声を聞くときがあります。
医療行為をうけていながら、「金をとられた」 という患者。
「払った」 とはいわない。
他の診療科ではあまり聞かないセリフですが、歯科医療ではよく耳にします。
これは国が保証している保険のきく、
最低限必要とされる治療を基準にして判断をしています。
医師・歯科医・薬・補助食品にお金をかけるのは、
自分が幸せになるために、自分へ愛を注いでいると考えてみたらどうでしょうか。
医療費は、お金を医師・歯科医・薬などを通して、
自分の命・健康・幸せへ投資する行為です。
費用の差は、例えれば、空腹を満たすための食事を、
全国チェーンの店やファミリーレストランレベルでするか、
一流店にするかという選択なのです。
自分は一流の治療を受けたいと思うのであれば、一流の歯科医を探さなければなりません。
その場合、全国チェーン店の価格を基準にして一流の店を高いという考え方は出来ません。
以上が、口腔ジャーナリストの釣部人裕さんのコラムです。
「保険診療」 で完璧な良い治療を受けられると思われている方も多いと思いますが、
歯科における「保険診療」 は、国によって決められた最低限の治療しか行えません。
良い材料は沢山あって、患者さんとって最良な選択肢であるにも関わらず、
それらを使うと 「私費治療」 になってしまうため、
「保険診療」 では限られた材料や方法で治療するしかないのです。
日々、「保険診療」 の壁と戦いながら治療を行っています。