上顎前突・出っ歯【抜かない・外科手術しない矯正】
「上顎前突・出っ歯」を「小臼歯抜歯・外科手術しない」で治療した症例
【上顎前突・出っ歯とは?】
出っ歯とは名のとおり、上顎の前歯がとびだしている状態のことを指します。
ほぼ同じ意味表す不正咬合の専門用語として「上顎前突」があります。
【上顎前突は本当に上顎が前突しているのか?】
下の症例は上顎前突を主訴に来院された患者さんの治療例です。
このような症例では通常上の前歯が出ているので、上顎の中間の歯(小臼歯)を抜歯して上の前歯をひっこめてくる方法が一般的です。
しかし、ある研究結果では上顎前突とされる患者さんの85%が上顎が出ているのではなく下顎が下がっているという結果が出ています。
つまり、上顎前突の患者さんは第一選択として上顎をひっこめるのではなく、下あごをできる限り前に出すよう矯正治療を行ってあげる方がよいのです。
(注:下あごを前に出すといっても受け口になることはありません。)
下あごをできるかぎりまえに出すように矯正治療することで、中間の歯を抜かなくてもここまで出っ歯が治ってしまうのです。
治療前は常に前歯が出ている状態でしたが、治療後は自然にお口が閉じれるようになりました。
お口も閉じやすくなり、見た目も大変満足していただけました。
【かみ合わせを考えた矯正治療とは?】
白数デンタルオフィスは「一生自分の歯で噛むことができ、快適な生活を送ることきる」をモットーに、患者さんの健康を考えた矯正治療を提供します。
歯の矯正治療といえば、出っ歯、ガタガタ、受け口などの審美的な改善を主に、技術や診断方法が発展してきたように思います。
当院でも多くの患者さんが歯並びが良くなり、自分に自信が持てるようになり、みなさん笑顔になっていく様子にいつもうれしく思います。
一方で矯正治療を受け、見た目は良くなったにもかかわらず、あごが痛くなったり、うまく噛めないなどの問題を抱えて当院を来院される方も少なくありません。
歯の矯正治療は「かみ合わせ」をおおきく変えてしまいます。
お口の機能は見た目はもちろんのこと、噛む、飲み込む、呼吸をする、しゃべる、姿勢の維持などの様々な機能をつかさどっています。
見た目と機能のバランスが取れていれば、大きな問題が生じることはないかもしれませんが、見た目を重視するあまり機能を損なってしまうケースが少なからずあるのです。
平均寿命が80歳の現在、見た目だけを改善したかみ合わせでは「一生自分の歯で噛む」ことを実現するのが難しいように思います。
当院では審美的な問題を治療する際にも、すべての患者さんに顎機能検査を実施し、お口の機能的な問題がないかを診査しています。
機能的に問題がある患者さんは、顎が痛くなったり、うまく噛めないなどのトラブルが出ないような治療計画をご提案しています。
矯正治療を受ける際は、ご自身の生涯のライフスタイルをきちんと考えた上で、現在の見た目を最も重視するのか?生涯自分の歯で噛めるを重視するのかを考えた上で、治療法を選択して頂ければと思います。
また、現在では歯をできる限る抜かなくても、多くの不正咬合を治療できるようになってきています。
矯正治療を受けられる方は、ご自身の一生を考え、できる限り歯を抜かない選択肢を選ばれてはどうでしょうか?
医療は日進月歩です。
あなたのかみ合わせはなぜ悪くなったのか?
自分自身では見えないあごの機能などは本当に大丈夫か?
このような医学的な疑問が少しずつ明らかになってきています。
より多くの方が、矯正治療で見た目と機能の両方ともよくなるような治療を受けられるよう願っています。
【お問い合わせ】
当院には関西、中四国、九州を中心にさまざまな地域から来院されています。
遠方の方にも適宜対応させて頂いております。
①外科手術をしなければ治らない
②歯を抜かなければ治らない
③顎が痛くてかみ合わせが安定しない
などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
●メールでのご相談も随時受け付けています。
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