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治療例

ガタガタ非抜歯矯正かみ合わせが深い

かみ合わせが深い。前歯のガタガタ。

5歳 女の子 / 治療期間:1年4カ月経過(治療継続中)

お口のトレーニング

今後使用予定の装置:オーバーレイ・アライナー・リテーナー

年長さんのときに、矯正相談に来られました。

他院で、かみ合わせが深いので矯正が必要と言われたたそうです。

上の歯に下の歯がすっぽりと隠れた「過蓋咬合」です。

下の前歯がガタガタしています。

おそらく、乳歯の時には重なることもなく、また隙間なくきっちり並んでいたのではないでしょうか。

こどもの歯に比べて、大人の歯はとても大きいです。

こどもの歯のときに隣の歯との隙間がなくきれいに並んでいる場合、大人の歯が生えてくるスペースがなくガタガタになる可能性は高いといえるでしょう。

この女の子の場合、上あごの成長不足と、下あごの成長不足、それに加えて下のあごが奥に押し込まれている「過蓋咬合」もあります。下の前歯が上の前歯に完全に隠れてしまっています。横から見ても、下の歯が押し込まれていて見えませんね。

大人の歯が生えるスペースを作るために、お口のトレーニングと装置を使ってあごをしっかり育ててあげる必要があります。

まずお口のトレーニングから始め、現在マウスピースを使用中です。機能的な面からあごの成長を正しい方向へ導いているところです。

トレーニング開始から1年4カ月が経ちました。

過蓋咬合が改善してきて、下の前歯が見えるようになりました。下の前歯のガタガタもとれています。よくなったように見えますが、奥歯のかみ合わせはまだ治っていません。

前歯が生えそろったら、奥歯のかみ合わせと前歯のガタガタをアライナー装置を使って整えていきます。

★ポイント★

大人の歯がきちんと嚙めるようにするために大切なことは、「見える前歯の並び」だけを治すのではなく、「見えない奥歯のかみ合わせ」を正しくすることです。

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