HOME矯正治療 症例集がたがた非抜歯矯正

なぜ非抜歯(小臼歯の抜歯をしない)のか?

症例

抜歯の有無:なし

外科手術の有無:なし

治療に用いた装置:マルチブラケット装置(すべての歯に装置を付ける方法)

治療費[自由診療]:88万円 ※別途、保定装置代、管理料が必要です

治療に伴うリスク、副作用など:
ワイヤー装置で歯が動くときに痛みがあります。顎間ゴムなどの協力が得られない場合、治療が進行しないことがあります。※症例は当院の一例です。治療内容には個人差がありますので詳しくはご相談ください。

人間の歯は様々な形をしています。

切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯

それぞれ形が違います。

そして、その形にはきちんと意味があるのです。

その意味を教えて下さったのはオーストリアナソロジーの提唱者であるルドルフ・スラビチェック先生。

なかでも小臼歯は上下のあごの位置関係をコントロールする重要な役割を担っています。

その役割とは「下あごが後ろに下がらないようにする」こと。

「下あごが後ろに下がる」?と思われるかもしれません。

実は人間の下あごは進化の過程で、とても不安定になり、ちょっとしたことで後ろに下がってしまうのです。

下あごが後ろに下がるという危険な状態から守ってくれているのが「小臼歯」です。

下の写真は矯正治療中に小臼歯だけで噛むように調整している時の写真です。

お口を閉じてくると、上下の小臼歯が一番先にあたり下あごが後ろに下がらないように誘導してくれるのです。

下あごが後ろに下がるとなぜ危険なのか?

実験的に下あごを後ろに下げるようにすると、脳がとても不快感を感じるのです。

そしてその不快感は自律神経にも影響を与えることが分かっています。

下あごが後ろに下がった状態が長く続くと、自律神経のバランスにも影響を与えてしまうことになります。

下あごが後ろに下がらないようにコントロールしてくれている小臼歯のおかげで、快適に生きていけるといっても過言ではないかもしれん。

自然が創った形にはかけがえのない役割があることを感じられるのが小臼歯。

小臼歯の大切な役割を知ってしまうと、矯正治療のために抜歯できなくなるのです。

下あごが小臼歯によって誘導されている様子をご覧ください。

小臼歯の大切な役割を少しでもご理解いただければと思います。





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